南紀の明るい太陽の下ではペンキ塗りの色彩が際だつ。海の潮風から守るための実用的な意味もあるが、やはり太陽の下の抜けるような青空の色と見事にマッチしている。
漁港の小屋や農具入れの小屋を始め無造作に塗られたペンキは風雨のなかで時間の旅を経過しアート作品の様なマテリアルを演出する。そんなペンキ塗りの小屋の魅力に引かれて、太地の漁港を歩き回ってみた。

 
photo / Shuichi Hashimoto  

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